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溢れるMGS愛:PHILOS-ANTHROPOS

MGS語りや小説、考察?落書きと、愛しかない一風変わったMGS日記(不定期)

 
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Category: ◇スネオタ小説【もくじ】 >  お友達事情、お風呂事情  

お友達事情、お風呂事情:スネオタ短編。女性向け前提ですが、会話とか以外はほぼ健全(笑)

 



やあ、メイリン。元気かい?
こっちは相変わらずだよ。スネークがよろしくって。
自分で連絡すればいいのにね?
まあ仕方ないかな。シャイで困っちゃうよ、全く。
君もたまには声を聞かせてあげてくれ。来るなら来てくれてもいいし、きっと彼も喜ぶよ。

そういえば日本のバスグッズはどう?気に入ってもらえたら光栄だ。
何であんなお土産になったかって言うとね、向こうで買ったポディーソープが凄かったからなんだ。
メレンゲみたいに泡立つし、驚くほどしっとりするからビックリしたんだよ。
薬局で薦められたのを買ったら男性用みたいだったから、これなら女性用はきっと満足してもらえるんじゃないかって思って。

なんでボディーソープなんか買ったかっていうと、ほんとはシェービングフォームが買いたかったんだけど、でも店員さんに上手く伝わらなかったんだよね。
それで余分な買い物もするはめになっちゃったけど、お陰でなかなか個性的なお土産になっただろ?
スネークなんか相当お気に召したらしくて、無くなったらわざわざ取り寄せたりしちゃってさ。
そういうの気にするタイプだったなんて驚きだよ。ほんと。

やっぱりモテるタイプの人って、男でもそういう所気を使うものなのかな?
君へのお土産も、普通女は化粧品にはうるさいから、コスメよりバスグッズくらいにしとけって。相変わらず女性には詳しいよね。


そうそう、本題の方、別ファイルで送るからよろしく。
今回はちょっと無茶な注文も入ってるけど、ダメそうなら何とかするから、あんまり無理しないでくれよ。

いつもありがとう。







「…それってスネークがどうのっていうより、あなたの手触りがよくなるからなんじゃないの?」

メールに一通り目を通して、メイリンは一人、顔の見えない差出人に突っ込みを送る。
毎度の事とはいえオタコンの話は、彼の相棒の話題に終始していて呆れるというか、微笑ましいというか。
本人達はどうやら隠しているつもりのようなので、わざわざそのサブジェクトに触れるようなことはしていない。
とはいえ時々、自覚のないのろけ話に付き合わされている気になるたび、いっそ踏み込んで話をしたらどうかと思ってしまうのも確かだった。
そうすれば多分、彼らももっと言動に気をつけるはずだし。

「でもたまに面白くもあるのよねー」

スネークの方は、ばれたとしても別に構わなそうなのに対し、オタコンはなるべく気づかれないように振る舞っている節がある。
ということは多分、そっちの関係で隠しておきたい役なんでしょうね、と、メイリンは踏んでいた。
体格的に考えてもそんな感じだと思うけれど、男性同士に体格は関係ないみたいな話も聞くし、実際のところはどうなのか分からない。
分からなくても、スネークがしっとり肌の手触りを楽しみたいんだとしたら、やっぱり予想通りの分担みたいな気もする。
確かめてすっきりしてしまいたいような、勝手に決めた内容で二人の様子を観察していたいような、そんな複雑な乙女心だった。







「メイリンが今度来るって!どこで会う?」

オタコンが急にドアを開けたので、鏡に向かって剃刀を使っていたスネークは、一瞬首の皮を小さく削ぐところだった。
思わず鏡の中の眼鏡を睨み付ける。

「いつもの店でいいんじゃないか」

睨まれたのに全く気付かず、オタコンはにこにこと上機嫌だ。

「もちろん行くよね?君も」
「…ああ」

確認が済むと、相手は返事を打ちに戻って行った。
残ったシェービングフォームごと髭を剃りながら、ぼんやりメイリンの顔を思い出す。
彼女は自分達の間柄を勘ぐっているらしいが、本人はそれをなるべく見せないように、一応気を使っているらしかった。
別に宣言するような事でもないから言っていないが、無言で好奇の目を向けられるのというのも微妙な気持ちではある。
あの好奇心旺盛な娘が、興味の対象を隠しきれるはずもなかった。
しかしオタコンはあれでも知られないよう努力しているようなので、下手にあからさまな話もできない。

二人の間で他愛のない話を聞いていると、背中がむずむずするようで、居心地は正直、あまりよくない。
それでも滅多に会えない友人だ。顔を見られるのはやはり楽しみではあった。
特に見た目に可愛い女性となると、やはり殺伐とした生活が潤うというものだ。

「今週末に会うことにしたよ」
「ん」

洗顔が済んでダイニングキッチンに向かうと、オタコンがノートパソコンを閉じていた。
頷きながらコーヒーサーバーの様子を確認する。すっかり落ちきっているようだ。

「バスグッズも好評みたいだよ。よかったね。それからぜひとも君の手触りをみたいってさ」
「何?」

カップに注ぎ始めたコーヒーをこぼしながら振り返ると、オタコンが目を丸くしている。

「スネーク、コーヒー、コーヒー」
「あ、ああ。いや、その手触りがなんだって?」
「君がポディーソープお気に入りだって話したからじゃないかな。凄くしっとりするからビックリだよって…、頼む。怒らないでくれ」

余程酷い表情になっていたのか、相手は手を前に出して、椅子の上を後ずさった。

「…別に怒っちゃいない。女性に触ってもらえるなら大歓迎だが、メイリンか」

本当に自分の手触りをみたいんだったら別に構わないが、何か含みを持たせた内容だったらと思ってしまい、どうにも釈然としない。

「知らない女の人の方がいいかい?」

少々不機嫌な声を出されたので見ると、眼鏡の上の隙間から覗くように睨んでくる瞳と目があった。
それは焼きもちか、と思ったら、とたんにメイリンの微妙な言動も悪くないような気になる。
我ながら現金なものだ。

「勿論、誰かさんが触ってくれるならその必要もないが」

こぼしたコーヒーを拭き取り、カップを差し出すと、オタコンは照れ隠しにか、憮然としたような顔を作ってそれを受け取り、両手で包んだ。
今触ってくれる気はないらしい。

「そんなに手触りが変わったか?」
「え?…ああうん、うーん?でも君は元々手触りいいよね。カサカサとかしないし」
「そうだろう」
「どっちかっていうと僕の方が…」

そこまで言って、何かに気付いたのか、相手は話をやめて、胡散臭そうな目でこちらを見てきた。
その耳が微かに赤くなる。

「そうだろう」

少しの呆れを込めて笑いかけると、目の前の男は困ったようにあちこちに視線をさ迷わせる。
耳以外も赤くしながら散々悩んだ様子の後に、ぼそりと呟いた。

「あー…その、冬場はクリームとか使った方が…いい…かな」

思わず吹き出して、それから力一杯、抱き締めずにはおれなかった。










END


ほんの小話なスネオタでした!


 

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テーマ : 二次創作(BL)    ジャンル : 小説・文学
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◆プロフィール

輝思回生

Author:輝思回生
MG、特にMGSシリーズをこよなく愛しています。
こそこそしたり、遠くから眠らせたり、後ろから忍び寄って脅してみたり、なんて私にぴったりなゲームなんだ!

とにかくオタコンびいきです。
オタコンならば何でもいいという!(笑)
そしてスネークおじいちゃんのお髭愛も!

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